映画『プロセキューター』大内貴仁アクション監督に聞くドニー・イェンの凄さ「シンプルの中にもまだまだアクションの可能性はあるんだな、と」 - (Page.10)
――大内さんが感じる、ドニーさんらしいアクションとはどんなものですか?
他の俳優さんとご一緒する時に、難しい技や、ちょっと奇抜なアイデアを出してアクションシーンの魅力を増させることをしますが、ドニーさんはどんどん削ってシンプルにしていっても面白いんですよね。走ったらカッコいいし、蹴った後の構えもカッコいい。ドニーさん自身も、僕らが作った複雑な動きをシンプルに戻す時もあるんですよね。簡単な立ち回りを難しく見せる所が魅力的だなと思います。最近は日本のアクションも、動きや複雑な立ち回りを追求するということが増えてきていると思うのですが、もうこれ以上ないなと思っても、ドニーさんを見ているとシンプルの中にもまだまだアクションの可能性はあるんだなと改めて感じさせられるんです。
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