(1) 『サラバ、さらんへ、サラバ』青春の葛藤を濃密に切り取った傑作/ホン監督・碧木愛莉さんインタビュー - (Page.10)
──その直感のおかげで描かれた描写があったと思いました。逆に僕らから見ると、韓国という土地も絶妙な距離感の場所だなと思っていましたが、監督から見た日本はどんな見え方だったんですか?
ホン監督:強く思えば行くことのできる距離だと思います。日本に来た理由は、あこがれが強かったからですね。あと、私、黒沢清監督がすごく好きで、黒沢さんがいらっしゃる日本に行きたい、という気持ちがありました。韓国にいたときは「ずっとこのままじゃ、ちょっとまずいかも」という漠然とした将来への不安があったのも大きいです。
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