(2) 『サラバ、さらんへ、サラバ』青春の葛藤を濃密に切り取った傑作/ホン監督・碧木愛莉さんインタビュー - (Page.10)

 
映画、インタビュー

──設定を作り込んではいたけど、現場で役者さんの良さもマリアージュさせていって。

ホン監督:ほんとうにそうなんです。その状態自体が既に完璧だったんで、私は現場でずっと「ありがとうございます!」と言い続けるみたいな(笑)。本当に最高でした。

──作品が後半に進むにしたがって、キャラクターに対する共感度やリアリティがどんどん上がっていきました。二人の存在感がドキュメンタリーのそれに近いくらい。ラストシーンは演技的にも演出的にも、とても難しい種類のものだと感じましたが、受け入れてしまう説得力も強かったです。

トレンド新着記事