映画『盤上の向日葵』佐々木蔵之介&高杉真宙インタビュー「好きなものに集中している時の、人の目の美しさを感じました」 - (Page.10)

 
映画、インタビュー

――ミステリー要素はもちろん、重厚な人間ドラマが描かれており、やるせなさもあるストーリーが魅力的でした。お2人は本作のどの部分に惹かれましたか?

佐々木:好きなものに集中している時の人の目の美しさと、それをやり遂げる美しさを一番に感じました。ずっと避けていたのに何物にも変えられない、将棋というものにグッと集中していく…。その瞬間の身体中に血が巡っていく感覚というのは僕も分かりますし、そういう人を見ていると美しいなと思います。
水木しげるさんが「描いても、描いても儲からないし生活が苦しいけれど、描いている瞬間がかけがえの無い時間だ」とおっしゃっていたことをお思い出しました。ああ、そういう人ってカッコ良いよなと。

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