(1) 「意思はもう奪われちゃってる」 コンビニホラー『チルド』岩崎裕介監督インタビュー “仕組みに支配された毎日”に感じた恐怖[ホラー通信] - (Page.10)

 
映画、インタビュー

ただ強い意思というのも、ある種の狡猾さを一緒に持っていないと、“出る杭は打たれる”という残酷なことが起きやすいと思うので。そこで、一緒にやってくれる人の存在って大事なのかもしれない。作中でドミニクっていう外国人労働者のキャラクターがいるんですけど、彼が母国の恋人に電話するシーンがあって、それは唯一、僕なりに愛のあるカットなんですね。他者のためだったり、人と一緒に頑張ったら、その無限の地獄からも抜け出せるんじゃないかみたいな感覚があるんですよ。だから、(虚無感から脱する方法は)意思もそうだけど、“他者”じゃないですかね。

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