“人はいずれ死ぬ”という不条理をコミカルに描く――ポップな血みどろホラー『THE MONKEY ザ・モンキー』監督インタビュー[ホラー通信] - (Page.13)
――これまでずっとホラー映画を手掛けていますが、ホラージャンルで創作することにどんな魅力を感じていますか。
パーキンス監督:ホラーはあらゆるものを内包しているから面白いんだと思います。観客は自分の感覚で作品をどう捉えるかを自由に決められるし、作り手としても探求できるものが無限にあります。オカルト、迷信、民俗学、妖精物語、存在の全て、特に死。死は、私たちが知っている――もしくは知らない、あらゆるものを内包する概念なんです。映画や物語で描かれる死は、私たち全員にとって現実でありながら、同時に完全に未知のものです。現実なのに、理解不可能なもの。実際に死に直面した経験がある人はそのことを知っています。
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