母の抜け殻から“何か”を追い出す儀式――母娘の介護生活描く『遺愛』“呪い”と異変をめぐる調査資料(3)[ホラー通信] - (Page.13)

 
映画

終わらない怪異と、娘の“確信”

日に日にエスカレートしていく母親の奇行と、実家をとりまく異様な空気の中で、佳奈の精神はすでに限界を迎えていた。目の前にいる母親はもう、かつて自分を愛してくれた母親ではないのではないか。

「母の抜け殻の中に、別の何かが入り込んでいる」――そう確信した佳奈は、ある“冷徹な決意”をせねばならなかった。この家に平穏を取り戻すためには、母の身体を乗っ取っている“正体不明の何か”を、何としてでも引き剥がし、追い出さなければならないのだ。たとえそのための行動が、世間からどう見られようとも。

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