映画『大統領のケーキ』ハサン・ハーディ監督インタビュー「運命が変わってしまった友人に対する罪悪感と葛藤が、私を駆り立てた」 - (Page.13)

 
映画、インタビュー

――日本ではイラクというと戦争や紛争のイメージがあります。そのイメージとは違うイラクの魅力が『大統領のケーキ』では描かれていますが、意図したのでしょうか?

意図的でした。バグダッドはかつて平和の街として知られていましたが、戦争のイメージが付いてしまって、私としても悲しかった。本作は最初、ヨルダンやモロッコで撮影するのなら100%出資しますという話があったんです。私としてはイラクが舞台の映画 ですし、私のルーツもアイデンティティもイラクなので、イラクで撮影しなければいけないと思ってお断りし、結局イラクで撮影することができました。作品が求めているものにちゃんと応えて制作することで、映画が完成して、20年、30年と時間が経過した後も良作だと捉えてもらえる可能性が上がると思いますし、自分としても「良い歳の取り方をしたな」と思えるんじゃないかと思っています。

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