詩楽劇『⼋雲⽴つ』尾上右近&佐藤流司インタビュー 「伝統の美しさ、素晴らしさの体感は、生きている実感そのもの」 - (Page.14)
■あらすじ
本作冒頭では、2025年の穢れを払い、2026年を寿ぐ、神職による修祓が執り⾏われます。
そして、イザナキとイザナミの国⽣み、神産みを描いてゆく神秘的な幕開けより、⻩泉へと去った⺟イザナミの穢れを濯いで⽣まれたスサノオが、舞台上で⾐裳を纏い、隈を取り、⼤太⼑を持って歌舞伎の荒事を⾒せ、荒む魂、荒御魂を現して天上へと踊り込みます。
⼀⽅、天下った瓊瓊杵尊に袖にされ侮辱を受けた岩⻑姫は、闇落ちして⼤蛇に。⼤蛇となって美しき⼥性を喰らい尽くす様⼦を、⽯⾒神楽と岩⻑姫の“⼤蛇タンゴ”で表現します。そして舞台は、⽯⾒神楽のスサノオと尾上右近演じるスサノオが相対し、神とは如何に、⼈とは如何にと問う、“⼆⼈スサノオ”の場⾯へ。
スサノオが⼤蛇の⾸を斬り、岩⻑姫の闇が断たれた時、世に起きる変化とは――。
神話を題材に想像⼒豊かに和魂を寿ぎ荒魂を鎮める芸能の神髄をご覧に⼊れます。
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