映画『インビジブルハーフ』西山将貴監督インタビュー「生まれながらに決められたもので、自分の運命が左右されてしまう葛藤を描く」 - (Page.14)
脚本の段階ではほとんど全員に心配されていました。「大丈夫?成立する?」って。そこに限らず、クリーチャーの表現も含めて心配されることが多かったです(笑)。でも完成した作品を観て「西山さんのやりたいことが分かりました」と言ってくれたので安心しました。あまりホラー作品で観ないシーンを入れることで、どういう気持ちになるんだろう?と自分でも知りたかったので、たくさん挑戦が出来たなと思います。
──全体的なトーンというか色味も素敵ですね。
グレーティングで色味は作っているのですが、事前にその色を想定した照明、美術、空間選びをしています。
僕の1つ前の作品、縦型短編映画「スマホラー!」でも同じ様な色調を使っているのですが、その作品を国内外の映画祭に出品した際、海外の映画祭で1番評価が高かったのが、幽霊らしきものが出てくるシーンでの青い光の差し込みだったんです。「その色味が美しくて切なくて怖かった」という感想を多く聞くことが出来ました。それまで自分の作風やテイストということについて考えたことが無かったのですが、自分はただ露悪的に怖いことをやるよりも切なさや悲しさを一緒に描きたいんだということに気付きました。
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