私はかつて、悪魔に捧げられた…… 80年代の“悪魔パニック”の真実に迫るドキュメンタリー『サタンがおまえを待っている』8月公開[ホラー通信] / 他 - (Page.2)
1980年にミシェル・スミスという女性とその精神科医ローレンス・パズダーによる共著として出版され、アメリカで大ベストセラーとなった書籍「ミシェル・リメンバーズ」。『エクスシスト』や『オーメン』の大ヒットにより、世の中でオカルトや悪魔に対する注目が強まっている時期、ミシェルは退行催眠のようなセラピーによって、禁断の記憶の蓋を開ける。それは5歳の頃に悪魔を崇拝する教団に引き渡され、儀式に捧げられたというものだった。その詳細を綴ったおぞましい内容は、テレビでも多数取り上げられ、大きく拡散されていく。これをきっかけに、「私も幼い頃に儀式に参加させられた」という告発が続出し、“サタニック・パニック”と呼ばれる大混乱が巻き起こるのだった。それは”現代の魔女狩り”とも言われ、数々の事件を引き起こし、警察・FBI・学者なども巻き込んでアメリカ全土を恐怖に染めていく。
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