(1) 「意思はもう奪われちゃってる」 コンビニホラー『チルド』岩崎裕介監督インタビュー “仕組みに支配された毎日”に感じた恐怖[ホラー通信] - (Page.2)

 
映画、インタビュー

友人の死とそれに無関心な世界に直面する高校生を描いた『VOID』は、のちにYouTube上でも限定公開され、注目を集めた。静かに淡々と、観る者の心に消えないシミを作るような彼の作風に魅了された観客は少なくないだろう。

長編デビュー作となる『チルド』では、コンビニ店員の主人公・堺が繰り返す“同じような毎日”が、些細なことから崩壊していくさまが描かれる。空っぽの主人公を見事に表現してみせる堺役の染谷将太、ルールの死守を絶対とするコンビニオーナー役の西村まさ彦、どこまでも軽率な同僚・室田役のくるま(令和ロマン)、彼らの日常に風穴を開ける新入りバイト・小河役の唐田えりかと、絶妙なキャスティングも本作の魅力だ。

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