「この言葉を心に刻んで生きていこう」人間ドラマに涙腺崩壊『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』レビュー(十束おとは) / 他 - (Page.3)

 
映画

① “親愛なる隣人”スパイダーマンが迎えた新たな転換期


『ノー・ウェイ・ホーム』のラストを経て、ピーター・パーカーはこれまでとは異なる環境に身を置くことになります。圧倒的な孤独。そして、スパイダーマンとして街を守る責任。本作では、一人の青年が苦悩し、選択し、それでも前へ進もうとする姿が繊細に描かれています。ヒーローとしての責任を背負いながらも、人として葛藤し、迷い続けるピーター。その姿はこれまで以上に等身大で、だからこそ自然と応援したくなります。そして、スパイダーマンとしても新たな変化の兆しが見え始め、まさに転換期を迎えることに。”親愛なる隣人”というスパイダーマンらしさは変わらないまま、大人への階段を一歩ずつ上っていくピーター・パーカー。彼が悩んでいる過程や下す決断は、シリーズの新章にふさわしい幕開けとなっています。
……とここまで書きましたが、本作はスパイダーマン作品らしい切なさがとにかく濃い。最初のMARVELロゴが流れた瞬間から涙腺が緩みっぱなしでした。カルピス原液くらいの濃さです。

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