バズりたかった“ゾンビの一家”、炎上中。 ユーモラスな社会派エンターテインメント『噛む家族』拡大ロードショー[ホラー通信] / 他 - (Page.4)

 
映画、ホラー

<馬渕ありさ監督 コメント>
ここ10年ほどで、SNSと常に隣り合わせな生活になったことで、人が潜在的に持っている攻撃性を目にしやすくなったのではないかと感じています。毎日誰かしらがネット上で叩かれ炎上している中で、顔も見えない人々がじわじわと数を増して対象を追い詰めていく様子を今回ゾンビ映画の中で表現したいと思い、本来大勢で追い詰める側の”ゾンビ”という種族が少数派で、多数派である人間に追い詰められるという構図で制作しました。直接顔を合わせることなく、一瞬で簡単に文字だけで攻撃できるのが当たり前になった社会で今一度自分たちを客観視して、滑稽に表現できていればと思います。

『噛む家族』
5月30日(金) より池袋シネマ・ロサほか全国順次ロードショー

(執筆者:レイナス)

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