映画『宝島』大友啓史インタビュー 「今の時代とは比較にならないくらい、死というものが傍らにあった時代」真藤順丈による傑作小説を映画化 - (Page.4)

 
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歴史に目を向けるということは決して抽象的なことではなく、そこにいたひとりひとりの人間に思いを馳せることでもあって、その考えを問い詰めてくと、例えばコザ暴動の民衆数千人ひとりひとりにもしっかりと違う考えがあったはずなんです。“暴動”を決して「怒り」という言葉でひとつに括るのではなく、個々にキャリア、想いも異なり、そこにはグラデーションがあったであろうと。そんなことを注意しながら演出していました。

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