【インタビュー】『ガール・ウィズ・ニードル』監督が語る日本のホラー映画の影響、ベースとなった事件の“本当の恐ろしさ”[ホラー通信] - (Page.5)
「ホラー映画を作ってみようという気持ちがあったんだけれど、僕の関心が一番強いのはいつだって“キャラクター”なんですよね。キャラクターを重視する場合、キャラクターが形式や構造を凌駕して、映画としてのジャンルが薄れることがあります。というのも、キャラクターはしばしばジャンルとは異なるものを求めるからです。
キャラクターを作ると、命を吹き込まれたキャラクターがどんどん生き始める。そうすると、作り手は彼らの物語を追いかけていくことになります。作り手側の好きにはできなくなってしまうんです。フランケンシュタイン博士とその怪物みたいな状況ですよね。
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