政府の職員から恐喝、言語の壁…… 傑作カルトサスペンス『ミュート・ウィットネス』誕生の経緯を監督が振り返る[ホラー通信] / 他 - (Page.5)
目撃者の逃亡劇である本作をよりユニークにしているのは、現場が“撮影スタジオ”であることと、異国の地を舞台にしていることだ。ホラー映画の撮影も行われるスタジオでは大量の血糊や作り物の凶器もあり、部外者に“本当に殺人を見た”と信じてもらうのは難しい。さらにそこに言葉の壁が立ちはだかるのだ。
「脚本にとりかかった当初は廃工場を舞台にするつもりだった。しかし、あるとき雑誌でスナッフ・フィルムが南米で作られているという記事を読んで、その撮影が映画スタジオで行われたら、と思いついた。そして、もし誰かが目撃してしまったら……。それがアイデアの起点だった」
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