(1) “見えないもの”を描いた傑作『スター・ウォーズ:ビジョンズ』Volume3『極楽鳥の花』吉平 “Tady” 直弘監督インタビュー/プレスコだからこそ得られた“感情”とは? - (Page.5)
吉平監督:このように“スタイライズ”(様式化)された映像がベースになっているのがアニメだと考えるのですが、僕はこのスタイライズという概念自体が、アニメの強みだと思っています。浮世絵とか日本画もこのスタイライズの一種なんですが、本来、日本人はスタイライズがとても得意なんです。
──なるほど。確かに単純化された線や塗りの基本が、浮世絵にもあります。
吉平監督:このスタイライズを経ることで、たとえ非現実的な現象であっても、時には現実や、実写のVFXよりも逆に生々しく、まるで本当に目の前で起きてる出来事のように実感、錯覚させることができる。それがアニメが持つ強みなんです。
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