映画『兄を持ち運べるサイズに』中野量太監督インタビュー「人はまず笑ってから、愛しさが深くなってグッとくるんだなと思うんです」 - (Page.6)
村井さんはすごくフラットな方なんですよね。作家さんということもあり、観察に長けているというか、その状況を俯瞰して見ることも出来るというか。辛い話を辛くせずにちゃんと書いてある所がすごいなと。もちろん、絶対に辛いんです。でも、人の終い方のお話なのに笑っちゃうんですよね。「愛しいな」と思える所がたくさんある。僕もそういう所にまず惹かれましたし、理子と兄の元妻・加奈子ちゃんの“バディもの”の様にも感じられて、シーンとしても映像が浮かぶ本だなと。たった4日間の話なんですけど、その中に色々なドラマがあったんだなと。
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