脱出サイコ・スリラー『異端者の家』プロダクトデザイナーに聞く「家具や壁紙が“ミスター・リード”のキャラクターに深みを与えていく」 - (Page.7)
ミスター・リードを最初から悪者――悪者という言葉もあまり使いたくないのですが、そうやって描いていませんでした。多面的な側面があるという描き方がスマートなんです。そして、そのミスター・リード自体の多面性と、家は連動しているとも感じました。
ダンテの『神曲』(地獄編)をイメージしまして、あれは深くなればなるほど地獄に近づいていくという演出ですが、ミスター・リードの家も地下に行けば行くほど闇に落ちていく。そうすると、表面的な部分は平穏に描かれているべきですよね。
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