ニューヨーク・ハーレムの救急医療現場の緊迫感を描く…映画『アスファルト・シティ』ジャン=ステファーヌ・ソヴェール監督インタビュー / 他 - (Page.7)
――監督ご自身に危険なこともたくさんあったのではないでしょうか。
もちろん私は守られた範囲内にいたので、命の危険がある様な目には合わなかったです。ニューヨークの現実、ニューヨークのはらわたの部分をしっかり掴みたいと思って密着取材を出来たことは一番重要だったと思います。フィクションで描かれている救急現場の人々は往々にしてヒーローであり、いかにも簡単にやっている様に見えますが、現実というのは全てが難しくて、全てが重いんですね。人の体を運ぶのも重いし、ストレッチャーも重いし、あまり良い住宅環境では無い場所が多いので階段を使わないといけない。彼らの毎日は難しく重い、苦しいことなんですね。その現実を掴みたかった。
ガジェット通信 / © 2024 東京産業新聞社
Copyright TRANCE MEDIA GP All Rights Reserved.