阿部寛主演、映画『キャンドルスティック』米倉強太監督インタビュー「阿部さんや菜々緒さん、津田健次郎さん、普段はカッコいい方たちのギャップにも注目です」 - (Page.8)

 
映画、インタビュー

――そして、台湾やイランなど海外での撮影もありましたが、演出面で意識したことは?

各国での撮影が2か月ほど空いていたりしたので、映画としての「共通性」を保つことはとても重要でした。日本編が終わってから台湾、さらにイランと続く中で、その軸がぶれないように、ずっと意識していました。

特に意識したのは「感情の出し方」です。キャラクターたちはみな、感情を表に出さず、静かにパソコンに向かっている。その裏で葛藤やドラマがあるけれど、それを爆発させるのではなく、内に秘めている。その緊張感こそが、ハッカーやトレーダーとしての資質だと思って演出しました。

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