(1) 第38回東京国際映画祭 注目を集めた40年前の2本の映画『MISHIMA』と『天使のたまご』 その不遇の歴史を解き明かす - (Page.8)
だがこの『タクシードライバー』は、教養を持たぬ無名の男が凶行に及んだだけだと批判された。ポール・シュレイダーはこれが我慢ならなかった。無名有名は関係ない、インテリだろうと同じ苦しみをかかえている。これを証明すべく監督作として挑んだのが『MISIHMA』だ。
当初はシンガーソングライターのハンク・ウィリアムズの生涯(薬物とアルコールの過剰摂取を原因とした心臓発作で29歳で死去)を映画化しようと考えていたが、ウィリアムズの遺族と揉めてしまい、これを断念。
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