映画『ホウセンカ』原作・脚本 此元和津也さんインタビュー「何かを主張する映画ではなく、ある記憶を見つめ続けた痕跡です」 - (Page.9)
◆様々なジャンルの作品を作られていますが、頭の切り替えはどの様に行っていますか?
同時進行はせず、一本終えたらまるごと何もしない期間をつくります。ダラダラ遊んで頭を空にする。いったん止まってから行き先を変える。しばらくすると作品の温度や匂いが自然に来る瞬間がある。そこまで待って、来たら一気に書き始めます。
◆此元さんご自身が今一番関心があるコンテンツなどあれば教えてください。
「コンテンツ」と言えるかは微妙ですが、最近はアナログに惹かれています。カセットのヒスや待ち時間、万年筆の紙の抵抗、ニキシー管の滲む数字。無駄なものに豊かさを感じます。
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