(2) 櫻井孝宏 切なく魅力的な夏油傑「儚く、どことなく色っぽくも見える」高専時代は五条悟(中村悠一)に共鳴するように『劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折』インタビュー - (Page.10)

 
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――「懐玉・玉折」で改めて夏油の進む道や大義みたいなものがはっきり示され、誰のための正義か、誰を守るべき弱い存在とするか、難しいテーマが描かれました。最初は敵の立ち位置で登場した夏油ですが、この「懐玉・玉折」で彼に共感する人も増えたと思います。

櫻井:ヴィランってやつですね。

――完全な悪者じゃないというか、理解もできるみたいな。夏油がより魅力的なキャラに感じるようになった人も多いと思います。

櫻井:やっぱり内に痛みを抱えているからこそ、人に優しくなれるところもあると思うんですよ。
自分の中にくすぶる孤独や疑問に蓋をして、悟られないように振る舞っている姿が、儚く見えるし、どことなく色っぽくも見える。ただならぬ雰囲気が漂ってしまうんでしょうね(笑)。彼の中にある孤独がその源泉になっているんだなと思うと、本当に切ないですね。

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