映画『九龍ジェネリックロマンス』池田千尋監督インタビュー「複雑な設定がたくさんある中、令子と工藤の恋愛をどう描くかを大事にしていました」 - (Page.10)
――キャラクターたちの後悔や想いが強く表現されていますが、人物描写で一番大切にしていることを教えてください。
人が人を好きになる時に、本当の意味で他者を好きになるためには、まず自分というものを受け入れなければいけない、という事を思っているのですが、私が原作を読んで1番グッときたポイントもそこでした。
令子が“絶対の自分”になりたいって思い、絶対の自分って何?ということに戸惑いながら、乗り越えていくことによって、工藤に想いをしっかり言えるようになる。複雑な設定がたくさんあるけれど、令子と工藤の恋愛をどう描くかっていうことが大事で、原作者の眉月さんもそこを大事にしているとおっしゃっていたので、その軸がブレない様に気をつけていました。
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