決して断ち切れない“女性たちの痛み”を描く アイランド発のホラー『FRÉWAKA/フレワカ』アシュリン・クラーク監督インタビュー - (Page.10)
意識はしていません。自分から見た社会を描いたらおのずとそういった要素がちりばめられました。カトリック教には異なる宗教とのもつれが付いてまわるものなのです。また、女性の抑圧については、私が実際に見てきた母や祖母の人生をそのまま盛り込みました。
――監督自身、アイルランドで生活する上で女性の立場に対して違和感を感じたことはありますか?
先ほどもお話しましたが、アイルランド人は何世紀にもわたって前へ前へと進んで行く生き方をする一方で後ろを振り返ってきませんでした。中絶が合法化されたのもここ10年以内のことです。まだまだ問題は山積みだと思っています。『FRÉWAKA/フレワカ』にもマグダレンの洗濯所の話題が出てきますが、洗濯所に送られた女性たちとその女性たちが産んだ子供たちは未だに再会を果たせていません。多少は改善されているとはいえ、未だにミソジニーが蔓延していると思っています。
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