声を上げづらい性被害者のリアルをあぶり出す――映画『ブロークン・ヴォイス』監督インタビュー - (Page.10)
――ヴィーテクによる複数の性加害を生々しく描き、ドラマティックに仕上げることもできたと思いますが、一貫してカロリーナの視点で本作を制作したのはどうしてだったのでしょう?
そうしてしまうと、映画のこれくらいの尺で犯罪が発生し、残りの時間を使って、社会ないし主人公がその犯罪と向き合うというよくある映画になる。そうではなくて、その犯罪が発生するまでのさまざまなことを描きたかったんですよね。その環境がどのようなものを内包しているのか、その複雑性、多層性を描きたかった。
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