『手塚治虫「火の鳥」展』福岡伸一&真鍋真インタビュー「瞬間の躍動感は、今もなお惹きつけられるものがある ぜひ原画でその力を味わって」 - (Page.12)
だから、初めて『火の鳥』を読むという方は、まず黎明編と未来編を読んでみてください。まったく異なる世界観に見えて、実は根底でつながっている。そこに気づいたとき、『火の鳥』の本質がより深く伝わると思います。
――展示会というリアルな会場なので、見やすく整理されていますよね。
真鍋:今だからこそ、こうやって全体像を俯瞰できると思うんです。連載当時は順番に発表されていたから、リアルタイムで読んでいた人たちは、こうした構造を一気に体験することはできなかったはずです。
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