映画『長崎―閃光の影で―』菊池日菜子インタビュー「自分たちと同じ世代の子たちが、こんなことを考えていたのか」と感じていただけたら - (Page.12)
そのこともあって、あまり主演のことについては気負わずにクランクイン出来たのですが、エキストラさんも多く、一日一日で関わる方が変わっていく現場だったので、ここで感謝を伝えないと逃してしまうという機会が多くて。お一人お一人に「この作品に携わってくださってありがとうございます」という感謝を伝えなきゃという意識が芽生えました。
——撮影は順撮りで行っていったのですか?
最初の鉄道の中のシーンは最終日だったんですが、それ以外はほとんど順番通りに撮影出来ました。特に勝さんとのシーンは、病気の進行具合も含めて変わっていく心情も順番通りでないと難しかったのでとても助かりました。
——受け取る方によって印象に残るシーンもそれぞれだと思うのですが、私は冒頭でスミが洗濯物を干していて、お母さんに「空襲警報だから家に入っちゃいなさい」って普通に言われる所から引き込まれて。日常に戦争があふれているということがすごく恐ろしいことだなと思いました。
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