(1) 入社1年で学んだ「ユーザーの声」の聴き方。みんなの銀行のUIを磨くユーザビリティテスト手法 - (Page.12)
アプリを利用する方が上手く機能を使えない場合、そもそもその機能が「学習しやすいか」という観点から改善案を検討する必要があります。テスト中には、色や形、レイアウトが原因で発生する問題もありますが、「メッセージの意味がわからない」「画面で何が起きているか把握できず、次に進めない」といった、認知や理解のフェーズにおける問題も発生します。
こうした問題は、タスクの完了率といった定量データだけでは、改善案が本当に有効かを評価しきれません。そのため、言葉選びやエラーメッセージ、機能のコンセプト自体が意図通りに理解されているかの検証も行います。
シナリオやタスクの設計はもちろん、事後インタビューの設計や、実際の使用感に近いプロトタイプの準備など、ユーザーの思考プロセスを可能な限り可視化する工夫が必要です。ユーザビリティテストは複数回の実施を前提とし、各回でシナリオやタスクを最適化しながら改善案の検証を繰り返していきます。
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