(1) ドーム映像作家飯田将茂監督&舞踏家最上和子の初長編『東京巡礼』完成──映画監督押井守を交えた豪華鼎談 - (Page.13)

 
映画、インタビュー

押井 自分が誰だか分からなかった。なぜここにいるのかも理解できなかった。すごく新鮮であると同時に、やっぱり怖かった。そんなに長い時間じゃないんだけど。突然ちがう世界にワープしてしまった。単にワープしただけならいいんだけど、自分が誰だか分からなかった。ああ、記憶喪失ってこういうことかと思った。まあ、人間の習慣のちからって恐ろしいもので、自分では何も考えずに駅に行って、ちゃんと帰ったんだけど。 まわりの人間は僕の異変にまったく気がつかなかった。
飯田 それはすごいですね。そうなってくると、何が自分を動かしているか分からないですね。

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