声を上げづらい性被害者のリアルをあぶり出す――映画『ブロークン・ヴォイス』監督インタビュー - (Page.13)
――以前よりは、性加害の被害者が声を上げやすい世の中になっていますが、今作が公開される意義をどう感じていますか?
私は一人の映画監督に過ぎないので、自分の作品の意義や重要性について語ることはなかなか難しいんです。あくまで観客が判断することです。皆さんがこれまで考えたことがないようなことについて考えたり、これまで理解できなかったようなことが理解できたりするきっかけになったら嬉しいと考えています。私のすべての作品がそうなっているわけではないと思いますが、その目的が達成できていればハッピーです。私自身が本作の脚本と監督を手がけ、登場人物たちの感情をなぞっていく中で、いろんな発見がありました。そうして生まれた作品を皆さんに投げかけることで、例えば被害者を責め立てるような気持ちがストップするのであれば、とても意義のあることだと思います。映画を撮る際には魔法使いのような気持ちになったりしますが、限界はありますので(笑)。
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