(2) 今のアニメは「メガヒットとダークホースの二極化時代」 ――アニメデータインサイトラボ大貫氏が語る、アニメの話題化メカニズムとヒットの方程式 - (Page.2)
――拡散を生むうえで、制作・宣伝サイドが気をつけるべきポイントは?
大貫:まず、宣伝設計の最初に「目的地」を設定すべきです。視聴者は“どこまで観れば気持ちいいのか”を知りたがっています。だから「この回を見れば心を動かされる」「ここから怒涛の展開」といった“ゴールの提示”を、明確に伝えることが大切なんです。もうひとつ重要なのは、“導火線”と“余白”を仕込むこと。盛り上がるきっかけを意図的に作る一方で、あえて説明しきらない“議論の余白”を残す。
ガジェット通信 / © 2024 東京産業新聞社
Copyright TRANCE MEDIA GP All Rights Reserved.