映画『九龍ジェネリックロマンス』池田千尋監督インタビュー「複雑な設定がたくさんある中、令子と工藤の恋愛をどう描くかを大事にしていました」 - (Page.3)
――本作とても楽しく拝見いたしました。原作を読んだ時の印象と、映像化する上で難しそうだなと思ったこと、楽しそうだなと思ったことを教えてください。
まずは、この“ジェネリック九龍”という世界をどう立ち上げるかというところが難題だなと感じました。皆さんの中に九龍城砦というもののイメージがあるじゃないですか。今は動画や写真で見ることが出来ますから。原作では九龍城砦が無くなった後、作中の人々が新たに建設した“第二九龍城砦”があり、さらにその第二九龍城砦が工藤の記憶によって幻の街である“ジェネリック九龍”となり登場する、 かなり複雑な設定があります。それを実写でどう描くか、現実的な予算のことも合わせてずっと考え続けていました。
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