映画『宝島』大友啓史インタビュー 「今の時代とは比較にならないくらい、死というものが傍らにあった時代」真藤順丈による傑作小説を映画化 - (Page.3)
でも、その言葉に触れれば触れるほどあの時代の沖縄の想いを、本当にこの映画はきちんと伝えきれたのか、という背筋を伸ばすような気持ちにもなります。取材をし尽くし、いろいろな声に耳をそばだてながら作ってきたつもりだけれども、沖縄のあの時代を生きた、既に亡くなられた方々も含め、いろいろな想いがあったはずですからね。沖縄は、死者の魂とともに生きていくという感覚が、すごく強い土地で、そのエネルギーを感じながら撮影したのでね。
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