映画『ホウセンカ』原作・脚本 此元和津也さんインタビュー「何かを主張する映画ではなく、ある記憶を見つめ続けた痕跡です」 - (Page.3)

 
映画、インタビュー

強いて言えば、人は「なくした時間」とどう共存するのか、という問いです。過去は所有できない。だからこそ、手ざわりのある形にしてそばに置こうとする。その不器用さを肯定したかった。『ホウセンカ』は何かを主張する映画ではなく、ある記憶を見つめ続けた痕跡です。その痕跡が、観る人の過去のどこかと静かにつながれば、いちばん嬉しいです。

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