映画『ホウセンカ』原作・脚本 此元和津也さんインタビュー「何かを主張する映画ではなく、ある記憶を見つめ続けた痕跡です」 - (Page.4)
◆脚本執筆時から映像は頭に浮かんでいましたか?
書く前に、ぼんやりしたイメージを浮かべます。輪郭が見えた瞬間に一気に吐き出す。台詞の速度や間は、そのときの温度と気配に合わせて決めます。
漫画ではネームで映像を具現化しますが、映画の絵コンテは監督の領域。脚本は呼吸の設計図にとどめ、現場で立ち上がるイメージを尊重します。自分の頭の映像は持ちつつ、支配はしない。ずれも含めて作品になると思っています。
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