クリエイターとプロデューサーは「折り合う」のではなく支え合っている――映画製作の現場にあるポジティブな葛藤 / 他 - (Page.3)

 
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核心テーマ:「ヒット映画はどう作られるのか」

◆まなべゆきこ氏 ―「予算を承知しながらも、必要な“雨”は書きたい」

まなべ氏は脚本執筆に際し、時には、まず予算の規模を把握する。脚本において、例えば雨、宇宙、爆破など、構想と文字が製作費を大きく動かすからだ。「初稿には夢を詰める」。しかし「現場の段取りとクオリティの両立で、見えない節約を積み重ねて最終稿に着地させる」。なぜなら、「必要な雨は書きたい」からだ。つまり、脚本とは感情と数字の両立が求められる“最初の経営判断”である。

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