(1) 今のアニメは「メガヒットとダークホースの二極化時代」 ――アニメデータインサイトラボ大貫氏が語る、アニメの話題化メカニズムとヒットの方程式 - (Page.3)

 
アニメ・マンガ、インタビュー

近年のアニメ作品は増加、話題は「二極化」へ

――まず、ここ数年のアニメ市場をどう見ていますか?
大貫:とにかく作品数が増えています。1クールで60〜80作品ほど放送される感覚で、視聴者がすべてを追うのはほぼ不可能。その結果、“話題になる作品”と“ならない作品”の差が極端に広がっているんです。昔は3〜5本のヒットが並走する時代もありました。でも今は“メガヒット1本”がトレンドを独占し、残りの数十本が静かに消費されていくという構造。SNS上でも、上位1作品が投稿シェアの7割を占めるようなケースも珍しくありません。

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