映画『花まんま』前田哲監督&鈴鹿央士インタビュー「世の中は捨てたもんじゃないということを少しでも感じて欲しいんです」 - (Page.4)
――原作だと本当に少ししか出てこない太郎さんが、とても魅力的なキャラクターになっていましたね。
前田:「フミ子の結婚相手」として名前が出てくるだけなんですよね。そういう意味ではほとんどオリジナルキャラクターで、最初から「鈴鹿央士くんにしか出来ない役」として書いていたわけではないのですが、結果として「これは央士くんじゃないか」という感覚になりました。
原作では、最後の二、三行で「フミ子は明日、結婚するのだ」という兄やん(演・鈴木亮平)のセリフがあって、結婚がラストになります。そこから逆算してどう物語を作るかということを考えて、人物造形は映画オリジナルで作らせていただきました。
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