映画『長崎―閃光の影で―』菊池日菜子インタビュー「自分たちと同じ世代の子たちが、こんなことを考えていたのか」と感じていただけたら - (Page.4)
この映画に出演するという意識が無いまま、この物語の惨さをまっすぐ受け止めてすごく辛くなり、涙が止まらなくなりました。次の日から一週間くらいかけて読み込んでいくうちに、私はスミを演じるのだという意識がどんどん強くなってきて、この作品に対して誠実でありたいと思いました。
——撮影自体は入ってからはどういうお気持ちで過ごされましたか?
とにかくずっと不安ではありました。1945年にこの体験をした方がいらっしゃって、その方々が残した手記を基に作った作品に、その時代を経験していない私が参加することの罪悪感もあったんです。
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