(3) 書籍『トラック野郎 50年⽬の爆⾛讃歌』刊⾏記念! ⼩川晋(著者)+川原和彦(かわらのジョナサン)対談第2回 「まだまだ知りたいことがたくさんあるんです!」 - (Page.4)

 
生活、趣味

『黄色いハンカチ』のオープニングで山田洋次監督のテロップが出るファミリアの走行シーンなんて、その1年くらい前にトラックがバーストして崖から落ちる直前に走っていた場所と同じなんです(笑)。恐らくほとんど同じ場所からカメラを回していたと思われます。でも作品の毛色は全く違う。かたや大衆娯楽活劇、かたやヒューマンドラマ。『幸福の黄色いハンカチ』は第一回日本アカデミー賞を総なめにする名作。前年にアカデミー賞は未だありませんでしたが、もしあったとしても『望郷一番星』が獲ることはなかったでしょう……。逆に『望郷一番星』は12億3千万円の配給収入を記録したのに対し、『黄色いハンカチ』は望郷一番星の5~6割程度※の配収だったと思われます。一般の人達が千円を投じてでも観たい作品と、評論家が一票を投じる作品には大きな差があります。そこが「トラック野郎」の勢いであり、民衆が求める真の娯楽であるゆえんなのかなと思います。

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