映画『大統領のケーキ』ハサン・ハーディ監督インタビュー「運命が変わってしまった友人に対する罪悪感と葛藤が、私を駆り立てた」 - (Page.4)

 
映画、インタビュー

当時は経済制裁によって汚職が蔓延していたため、先生の自転車を修理したり髪を切ったりするなど、便宜を図ればくじ引きから逃れることができました。私は運良く花の担当に選ばれましたが、友人はケーキ係になりました。しかし、ケーキを用意することができず、後に学校を退学させられ、フセインの少年軍への入隊を余儀なくされました。友人が辿った過酷な運命を、自分は純粋な運のおかげで避けられたことに対し、私は常に葛藤を抱いてきたのです。友人の運命が完全に変わってしまったという事実がずっと頭を離れなかった。「なぜ、あのような不条理に対して誰もが黙っていたのか?」とか「不条理に直面した時、何が道徳的で、何が不道徳なのか?」とか「冷酷さが蔓延する中で、道徳に価値はあるのか?」といった問いや思考に対する内なる罪悪感と葛藤が、私をこの物語の執筆へと駆り立てたんです。

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