映画『ホウセンカ』原作・脚本 此元和津也さんインタビュー「何かを主張する映画ではなく、ある記憶を見つめ続けた痕跡です」 - (Page.6)

 
映画、インタビュー


◆伏線を考える際、時間は意識していますか?(このくらいのタイミングでこの情報を入れよう、など)

まずは、無駄に見えることも、そうでないことも、とりあえず全部書く。流れの中で生きるものは拾い、機能しないものは置いておく。書いてみて偶発的に生まれるものもあれば、最初から計算して置く継ぎ目もある。
配置の基準は時計ではなく心拍です。最後に映画の尺に合わせて無駄を削ぐ。だから僕にとっては伏線というより、呼吸に合わせて残った置き石です。

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