映画『THE END(ジ・エンド)』 社会派監督ジョシュア・オッペンハイマーは、 なぜ新作に終末ミュージカルを選んだのか? / 他 - (Page.6)

 
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(嘘2)富豪の現実逃避

「鉱⼭で3週間撮影したが、暗闇の中で夜を過ごし、⽇光を⾒なかった」と監督が語るように、撮影現場は完全に閉鎖された空間だった。映画『デューン』のサンドワームを思わせる巨⼤チューブ型の空気供給装置も、作品世界に独特の迫⼒を与えている。
当初は「虐殺を通じて権⼒と富を築いた寡頭⽀配者たち」を題材に、インドネシアで三作⽬を撮る構想を抱いていたが、『アクト・
オブ・キリング』公開後は安全上の理由から同国に戻れず、計画は断念せざるを得なかった。

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