映画『鬼の花嫁』池田千尋監督インタビュー “人間とあやかしが住む世界”を地に足の着いたラインで描く - (Page.6)
──確かに、実際には見たことの無い存在を、現代に馴染む様に作るということは共通の“指針”が必要ですよね。
池田監督:あやかしについて助監督の皆さんと一緒に調べて、たくさんのあやかしの特徴を1個1個学んだ上で、それぞれの理屈をどう現代に変換できるか見出しながら設定を決めていって。あやかしは「日本古来の存在」で、自然と共にあるという感覚が私にあったので、現代のセンスに合わせながら、昔ながらの文化と共に生き続けている存在として描こうとしました。明治大正期のファッションからもヒントをもらっています。
「可愛らしさ」もキーワードになっていました。人間とは違う存在だけれど、異物にし過ぎない、ある種の抜け感というか、愛着を持てる存在にしたかったんです。
そして、一番の指針としていたのは、「わびさび」を大事にしようということです。絢爛豪華ではなく、日本古来の文化にあるわびさびがある世界観を目指しました。ですから、少しずつ引き算したり、そぎ落としていく作業を慎重に進めました。
ガジェット通信 / © 2024 東京産業新聞社
Copyright TRANCE MEDIA GP All Rights Reserved.