(1) ドーム映像作家飯田将茂監督&舞踏家最上和子の初長編『東京巡礼』完成──映画監督押井守を交えた豪華鼎談 - (Page.6)


飯田 今回の『東京巡礼』を日本橋界隈で撮っていて面白かったのは、東京の街でも水辺に近づくと死の気配がするんですよ。
押井 それは間違いないね。やっぱり湾岸ってね、川もそうなんだけど、彼岸みたいなものを感じる。橋もそうなんだよ。橋のたもとには必ず物の怪が立つと言うぐらいで。僕ら姉弟は(大田区)大森で育ったから。
飯田 ああ。
押井 近くに鈴ヶ森刑場(の跡地)があって、あとは芸者置屋だったり。子どもごころに怖い場所だなって、そんな感じがずっとしていたから、大学生になって大森を離れて、武蔵野に出たときは嬉しかった。
飯田 死の気配から解放されたんですね。
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