“出っぱなし”の霊をどれだけ怖く描けるか? 映画『見える子ちゃん』中村義洋監督インタビュー 「とにかく試行錯誤ですよ」[ホラー通信] - (Page.8)

 
映画、インタビュー

「“生きてる証”が感じられた瞬間に怖さがなくなる」


――色々な霊が登場しますが、霊の描き方はどう決めていったんでしょうか。スタッフにどうやって指示を出すのか気になります。

中村監督:霊がどういう風に見えるかという点で参考にしたのは心霊写真ですね。オウマガトキFILMさんとか、ゾゾゾさんの「家賃の安い家」とかを参考に。霊が15~16体出るんだけど、参考写真は200枚くらいあったんじゃないかな。系列で分けて、「このシーンに出る霊はこんな感じ」というふうに振り分けていって、カメラテストをしていくんです。僕と役者とカメラマンとCG部でやれるかなと思っていたら、照明部が入るとより良くなったり、メイク部が加わるとさらに良くなったりする。だから映画って色んなスタッフが必要だなと思いますね。

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