映画『ホウセンカ』原作・脚本 此元和津也さんインタビュー「何かを主張する映画ではなく、ある記憶を見つめ続けた痕跡です」 - (Page.8)

 
映画、インタビュー

◆皆さんの声のお芝居も素晴らしかったです。此元さんが本編を観た際に特に印象に残ったお芝居はありましたでしょうか?

新居の手元のものだけで『スタンド・バイ・ミー』のリズムを作って口ずさむ場面です。脚本時点で最も像が鮮明だっただけに、どう転ぶか、ここは紙一重だと思っていました。実際は、生活の音が思い出に変わる瞬間として立ち上がっていた。初見は楽しく、二度目は少し痛い。その両面が立っていて、仕上がりを観てほっとしました。

トレンド新着記事